●教育目標

「自然体験を通して未来につながり生きる力をもつ子ども。」


●教育方針

1、 自然環境を生かした保育活動を行います。
森・山・川・田畑などでの活動を積み重ねることによって、五感(視・聴・嗅・味・触)を研ぎ澄まし、自然の偉大さ、四季の変化、生命の大切さに気付く力を育みます。

2、 自然、人、社会とのつながりを意識できる活動を行います。。
地域の環境や生活と関わりあいながら日々の活動を行い、それらに対する感謝の気持ちを育みます。
縦割りで日々の活動を行うことにより、子ども同士の強いつながりを育みます。

3、 子どもの心に深く寄り添った保育を行います。。
子どもたちの興味や関心を尊重し、柔軟に活動内容を組み上げることにより、創造性に満ちた頭と心を育みます。


●活動の様子

『歩くことを大切に〜五感を養うということ〜』
にっこにこでは「歩くこと」をとても大切にしています。
道路ではなく、自然の中をゆっくりしっかり歩くからこそ感じること、学ぶことは数えきれないほどたくさんあります。

「視る」
森の木々、道端の花、空を見上げるときれいな雲。同じものは2つとない。
足元を見ると、木の実、落ち葉…。木の肌をよく見ると、おもしろい虫を発見。
「聴く」
川の流れる音、風が木の葉を揺らす音、落ち葉を踏んで歩く音、大きな森に降る雨の音。
あの声は、何っていう鳥かな。子どもたちにカエルの鳴き声は?とたずねると、「ケロケロ」とは鳴きません。本物の音を知っているから…。
「味わう」
つくし、ノビル、ハコベ、ノカンゾウ…森には食べられる野草がいっぱい。
桑の実は、6月のごちそうです。採れる場所によって味が違うことに気づくのも、鋭い感覚を養っている証拠。
秋にはクルミや椎の実も。食べられるキノコはどれかな?
「嗅ぐ」
葉っぱ、お花、雨の森、お日様、腐った落ち葉の匂い。雪の森の香り。
『匂い』だけで四季がわかるようになれるかな?
「触れる」
肌に感じるすがすがしい風。手のひらや足の裏に感じる、ふわふわした森の地面、木の幹、ゴツゴツした岩。生き物や、植物にじかに触れてみる。子どもたちの手は、いつでも真っ黒です。
古来から人間は五感によってさまざまな情報を得て、自然の力に畏敬の念を持って暮らしてきました。しかし、現代人が得ている情報の90%は視覚からに偏っていて、残りの4つの感覚はほとんど使われていないと言われています。都市の生活では、嗅覚、触覚、味覚、聴覚を必要とする場面が極端に少ないからです。
自然の中では、五感がフルに使われます。五感で感じたものから興味が生まれ、「見える」から「見る」、「聞こえる」から「聴く」へ。受動から能動へと変わり、そこから子どもたちの世界は大きく広がっていきます。

『限界を知って乗り越える力』
森の中には、大きな岩や面白い形の木など子どもたちの冒険心をくすぐるものが沢山あります。
子どもたちは、保育者に見守られながら、岩を登り、木に足をかけ、その上に広がる世界を見に行こうとします。その中には、登りたくても登れない子もいます。岩にしがみつき、泣いて訴えてくる子もいます。しかし、保育者は手を貸しません。悔しいと思う気持ちは、次に挑戦する力となるからです。また、下手に手を貸すことは、事故につながるとも考えています。
周りにいた子どもたちが、応援したり、足を滑らせないように押さえたりする姿が見られることもあります。手やズボンを真っ黒にしながら友達を支える姿には、毎回感動します。そうして友達が岩を登りきった時、支えてもらった子、支えた子の心には、どんな気持ちがあふれているのでしょう。
長い山道を歩きます。小さな子は、泣きながら歩くこともあります。それを見た年長さんが上の方から駆け下りてきて、「お姉ちゃんもね、小さいときは泣いたんだよ。おててつないで一緒にあるこっか。」と優しく励ます姿が見られます。泣いていた子は、そのうち泣きやみ、頂上に着くころには走り出しています。
日々の活動の中で、負荷を少しつけること、そしてそれを達成していくことは、生きていく中で何かの壁にぶつかったときの乗り越える力に必ずなると信じています。

『子どもの興味に寄り添って』
子どもの興味は、森や田畑以外にも広がっていきます。
犬の散歩をしている人とすれ違った時、怖がった子がいました。なぜ怖いのか何人かで話し合ってみると、「犬と狼はつながっているからだよ」「ウサギを食べたりするもんね」「そういえば牙があるよ」などと色々な意見が出てきます。
そこで、牙ってどんなものなのだろうと、本物の骨に触れることができる科学館に、後日行くことに決めました。子どもたちのちょっとした言葉からどんどん保育内容が膨らみ、充実したものになっていきます。

『ご飯作り』
月に一度、お弁当は持ってこずに、みんなでご飯作りをします。
メニューがあらかじめ決められていないこともあります。保育者が用意した材料を見て、何が作れそうか話し合います。「お味噌汁!」「キュウリも入れる!」などと大人の想像を超えるメニューが登場しますが、子供たちの意見を受け入れながら決めていきます。
そして、みんなで薪を拾います。そのあとは、それぞれの力に見合った仕事をそれぞれが見つけて働き始めます。年長の男の子は、マッチを使って巧みに火をおこします。年少の子どもたちも包丁で慎重に材料を切り始めます。
ご飯作りの日には、普段は苦手な食材もペロリと食べてしまうから不思議です。畑で育てた野菜、自分たちで田植えをし、稲刈りをしたお米の味は格別です。
食べた後には、みんなで片付けます。自分が使った食器は自分で洗って拭いて袋にしまいます。年長さんは、お米のこびりついたお鍋を必死に洗います。それを見ていた他の子たちは、ほうきや落ちていた枝を手に炊事場を掃いたり、たわしを持って机を磨いたりします。
ご飯を作る活動から、さまざまな力が育まれていきます。

『子ども同士の衝突』
子ども同士の衝突は、毎日あります。遊んでいるうちに取っ組み合いになることもあります。
しかし、保育者はすぐには止めません。その子たちが落ち着くまで、見守りながら待ちます。そして、時間をかけて話を聞きます。解決策がその子自身から出てくることもあります。周りの子どもたちから出てくることもあります。
時には、保育者の出番はなく、子どもたちだけで解決をして遊び始めることもあります。
『誰が悪い』と決めることはせず、次回どう知ればよいのかを話し合います。

『絵を描く』
遠足や芋ほりの後など、絵を描く時間を作っています。
保育者が「このように描きましょう」と教えることはなく、子どもたちは自由に描きます。たくさんの思い出を話し合ったり、友達同士で褒め合ったりしながら楽しそうに描いていきます。芋ほりの絵を見ると、蔓の状態や芋のつき方など、よく見ているのだなと感心します。
何かを教え込むことはしませんが、美術館に出かけたり、美術館でのワークショップに参加したり、図書館に出かけたりと本物に触れる経験を大事にしています。子どもたちはそれぞれの感性で、多くのことを吸収していきます。



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